祖父が経営する牧場で馬と当たり前のようにふれあう環境で育つ。 自然と馬に携わる仕事がしたいと考え、女性騎手などほとんどいなかった時代に競馬ジョッキーになる事を決意。1995年9月29日に騎手免許取得。名古屋競馬場竹口勝利厩舎に所属。同年10月22日の名古屋競馬第1競走で初騎乗(オブラディオブラダ・9着)。同年10月24日名古屋競馬第6競走ショウワミラクルに騎乗し初勝利をあげる。2005年2月2日、同じ名古屋競馬場所属の小山信行騎手と結婚。2006年6月6日の名古屋競馬第2競走では自身の騎乗馬であるヘイセイチャンスと夫・小山信行の騎乗馬メイショウタンドルが「夫婦で1着同着」になるという珍しい記録を達成した。2005年7月18日の名古屋競馬第1競走をアジャイルスーパーで優勝し通算351勝を達成。吉岡牧子が保持していた日本における女性騎手最多勝記録(350勝)を更新し女性最多勝ジョッキーに。2006年3月3日の名古屋競馬第7競走でマグマチャンプに騎乗し通算400勝。2007年10月26日の名古屋競馬第7競走で500勝。2009年2月26日の笠松競馬場第1競走でローレルスキーに騎乗通算600勝を達成と、名実共に日本最強の女性ジョッキーとなる。また、2009年8月には韓国での短期免許を取得し戦いの場を海外に移す。韓国通算56勝を上げ、2010年韓国リーディングジョッキーランキング総合で11位、GIグランプリでも4位に入賞とめざましい活躍を遂げる。2011年8月16日惜しまれながら現役を引退。プロのレベルで男女が同じ条件で闘う珍しいスポーツ競馬。様々な声が上がるなか持ち前の努力で、男性との体格のハンディをスタートの良さに変える自身のスタイルを確立。「宮下が先行馬に乗れば好勝負」と言われるまでになった。通算戦績8,459戦682勝(女性最多勝)。今後は、競馬の魅力を伝えるコメンテーターとしての活動を中心に、講演、執筆など幅広く活動していく予定。
主な戦績 | |
【初出走】 | 1995年10月22日 名古屋競馬第1レース、 |
オブラディオブラダ号で9着 | |
【初勝利】 | 1995年10月24日 名古屋競馬第6レース、 |
ショウワミラクル号で初勝利 | |
【重賞勝利】 | 2002年4月17日 名古屋競馬第11レース第12回クリスタルカップ(SPⅡ) |
ヘイセイチェッカー号で重賞制覇(2818戦目) | |
【地方騎乗数】 | 7,795回・626勝 |
※2005年7月11日に吉岡牧子さんの持つ女性騎手最多勝利350勝に並び同月18日に351勝の新記録を達成し、今日に至っている。 | |
※現役の地方競馬所属女性騎手は現在7名、現役女性騎手最多勝第2位は別府真衣騎手(高知競馬)の350勝、歴代女性騎手第2位は吉岡牧子騎手(元益田競馬)の350勝。 | |
【中央騎乗数】 | 2回・0勝 |
【外国騎乗数】 | 662回・56勝(韓国 KRA) |
※KRA韓国馬事会のホームページによる | |
【生涯騎乗数】 | 8.459回・682勝 |
【表彰等】 | LJS2007(レディースジョッキーズシリーズ)で総合優勝(通算1回) |
NARグランプリで優秀女性騎手賞を受賞(通算8回) | |
釜山慶南競馬場で行われたKRA国際女性騎手招待競走で優勝 |